癒合組織(カルス)形成

ここでは、樹木保護の大きな役割を果たす癒合組織について、「樹木の味方」を塗付したリンゴ樹での事例をまとめてみました。

塗布40日後/22KB 塗布55日後/22KB 塗布70日後/23KB
塗付40日後で早くも癒合組織の成長が見られる。 その2週間後には約2倍の大きさに成長。 70日後では、周囲すべてに順調に成長している。

塗布18ヵ月後/24KB

塗布18ヵ月後
  • 癒合組織(カルス:callus)は、植物体に傷が与えられた際に、切口の細胞が本来、保有している分裂能力を取り戻し、切口を塞ぎ肥大化していく組織をいいます。
  • 腐朽部分を削り取った場合や剪定後など、樹木に何らかの傷が生じた場合、組織の成長を促進させる、あるいは手助けしていくことが、樹木にとって最も重要なこととなります。
  • 癒合組織形成が促進されやすい削り取りや剪定の方法があります。このように樹木に最適な手法で処置を行い、「樹木の味方」をすぐに塗付することが樹木保護作業において大きな位置を占めています。

「樹木の味方」塗布によるその他の癒合組織形成例

癒合形成例/24KB

写真左:塗布1年後
1年間で、小さな剪定切口は、すでに癒合している。

写真右:塗布2年後
2年後には、大きな剪定切口もかなり癒合している。


腐朽部分削り取り後の癒合形成例/5KB

切口の癒合形成例/7KB

写真上:腐朽部分削り取り後の癒合組織形成例
リンゴのフラン病によって、枝が腐朽した部分を削り取った後に塗布したもの。

写真下:剪定切口の癒合組織形成例

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